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その1.パッケージを見よう!

あなたは今、ゲーム専門店に立っています。
そこには、たくさんの新作ゲームが並べられています。所持金は10,000円。
さあ、どうする?


と聞かれて、その中に「ダークキングダム」が置いてあった場合。
誰の目も引きません、このゲーム。パッケージ地味すぎ。
きれいなお姫様も、かっこいい勇者も、可愛い女の子も、憂いを秘めた男も、素敵な魔物も、なーんにもいません。
ただ、箱いっぱいに怪しげな魔物や人や怪物が描かれているだけです。
「いったい何のゲーム?????」
と誰もが思うでしょう。
私も思いました。
仕方がないので、ひっくり返して裏を見てみましょう。

「我、魔の軍団に忠誠を誓わん!」

と、赤い字で書かれています。
そのあとに、黒い字で
「主人公は魔王の配下!」
なるほど、そうなのか!って、感心はたぶんしないでしょう。
ようするに、主人公は、魔物で、人間の勇者が敵として出てきて、過激なストーリー展開なのね? そう言いたいんですよね?
あとは、
特殊能力「アトリビュートパワー」(?)、
自由度が広がる「フリータイムキャンペーン」(??)、
反射神経がキャラの攻撃力になる「スイングメーターバトル」(???)
相互対話型「サイコロジーウィンドウシステム」(????)


なんのことだか、さっぱりちっともわかりません。
わからないけれど、何か画期的なことらしいです。
が。そういうのって、大抵大したことないんですよね。
で、いったいどんなRPG? 箱を見ただけでは、不明です。
当時、ゲーム雑誌に、ほとんど取り上げられていなかったらしいので、弟が何故このゲームを買ったのか、今だ謎です。(ゲームレビュー参照

そして、弟が、「つまらん」といって、ほったらかしていたゲームをどうして私は手にとってプレイしてしまったのか。
8年立った今も、理由はわかりません。
魔王軍の呪い!?
そうなのか!?

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その2.ところで『日本テレネット』って?

『ダークキングダム』を作ったのは、『日本テレネット』という会社です。
でも、ちょっと聞いたことない会社ですよね?
いったいどんなところなのでしょう。まあ、手っ取り早いのは、そのHPへ行ってみることです。
←で、ここがそうです。(現在は閉鎖されています)
ごめんなさい、知らないタイトルばっかりです。パチンコゲームが多いですね。そういや、アドリブ王子とかいう怪しげなゲームもここが発売?
パチンコゲーム好きなら、知っている……のかもしれません。
私はダークキングダムをやるまで、知りませんでした。
なんだか、電話会社みたいな名前だし。
ちなみに、ここには、ダークキングダムの攻略もどきがありますので、行き詰った場合は、行ってみるのもよいかもしれません。

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その3.取扱説明書を読んでみる

まずは基本なので、取扱説明書なんてものを読んでみましょう。
まあ、一見したところは、普通でしょう。ところどころ、さりげなーくすごいことが書いてある意外は。

例その1:昇格………「上官からお褒めの言葉をいただいた後、任務が期間内に達成していれば、それなりの褒美をもらうことができます……」(説明書p19より)
お褒めの言葉はまだしも、それなりな褒美はいりません。だって、ほんとにそれなりの褒美なんですよ。

例その2:SHOP(魔王城以外の街や城)武器屋、道具屋………「……人間の経営する武器屋、道具屋から物を略奪することができます。奪われた店の主人は、魔王軍の報復が怖いので、決して文句はいいません……(説明書p21より)

魔王軍ですからね。悪役ですからね。でも、しょぼい武器しかないので、もらっても役に立たないです。なのに、つい……。すごく意地悪な自分になった気がします。

あとは、何故か説明書の中で、ひとつだけ浮いている、p23のイラスト。
金髪の戦士(らしきもの)の側に、斧がつきささって倒れた魔物の失敗作のような生き物……のイラストなのですが、どーみても、変です、これ。あまりダークキングダムとは関係ないような……。なんだかギャグっぽいし、ページが空いたから? 変なの〜。

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